HP ML110 G7で、RAIDを構成する。

HP ML110 G7

ML110 G7で、RAIDを構成する方法はいくつかありますが、
皆様はどのようにしているでしょう。

  1. 本体内蔵のB110iを利用している。
  2. 純正オプションのP212を利用している。
  3. LSI MegaRAID 9260等のRAIDカードを利用している。
  4. そのほかの方法を利用している。

それぞれの注意点をまとめてみました。

  1. 本体内蔵のB110iは、いわゆるチップセットRAIDで、
    C204の機能を利用したものになります。
    低速でCPU負荷が高いので、どうしてもと言う場合以外は、
    専用のボードを購入したほうが良いでしょう。
    windows用のドライバは整備されており、windows server 2019や、
    windows 10でも動作します。
    Linux用のドライバはred hat用のドライバが、ver6 or 7までサポートされているだけです。windows server 2019 essentials(Windows10のサーバー版)でインストールしてみました。
    https://www.fitsinthehand.com/?p=81
  2. 純正オプションのP212はハードウェアRAIDです。
    本体のHDDマウンタがそのまま使えるコネクタ(SFF-8087)が出ていて便利です。
    ハードウェアRAIDなのでBIOSのPOST以前にF8キーを押して、論理ドライブを作っておけば(SSAなどをダウンロードしなくても)、ドライバレスでインストールは完了します。
    windows系OSは”P212″で認識しますし、管理ツールなども整備されているようです。
    CentOS8もすんなりインストール出来ます。
    Linux用の管理ツールは入手が困難で、対応もred hat6 or 7までの様です。
  3. MegaRAID 9260(私が入手したのはIBM M5015というOEM品)ですが、
    こちらもML110 G7本体のHDDマウンタがそのまま使えるSFF-8087を採用しています。
    BIOSのPOST前(重要!!)にCTRL+Hを連打してwebBIOSに入れました。
    windows用の管理ツール、MSMもダウンロード出来て、windows10でも動作します。
    Linux用のMSMもダウンロードできましたが、まだテストできていません。
    Linux(centos8)をインストールしてみました。
    https://www.fitsinthehand.com/?p=90

簡単にまとめてみました。
皆様の助けになれれば幸いです。